(会見では睨み合いも。武尊はまったく目をそらさなかった)
昨年11月以来。拳の負傷で欠場していた武尊が、いよいよリングに戻ってくる。
復活の舞台は4月22日のK-1・代々木第二体育館大会。武尊はワンマッチで、アメリカのビクトー・サラビアと対戦する。両者は大会前日の計量をクリア。記者会見では睨み合いを展開した。
元ギャング、ストリートファイトの賭け試合で稼いでいたというサラビアを「気持ちが強そう」と武尊。しかし「気持ちは誰にも負けない」とも。欠場期間は「休養ではなく強くなる期間だった」と語っており、得意とする右のパンチだけでなく左、さらに蹴りも磨いてきたという。
(昨年11月以来の試合となる武尊と、初参戦のサラビア)
対するサラビアは「パワーには自信がある。パンチでKOしたい」とコメント。2ラウンドでのKOを予告したが、これは武尊が以前から言っていた予告KOラウンドと同じだった。
「2ラウンド、見逃さないようにしてください」
そう語った武尊。自身も出場を宣言していた大晦日のRIZINなどで格闘技が盛り上がる中「僕はK-1が最高の舞台だと思ってます。明日はK-1が最高だなって思ってもらえる試合をします」と、新生K-1を背負うエースとしての自覚を感じさせるコメントも。
さらに強さを増したという武尊とサラビアの対戦は真っ向勝負となること間違いなし。「これぞK-1」という闘いを見せてくれそうだ。
文・橋本宗洋