懸念されていた北朝鮮による核実験は行われなかったものの、関係各国では依然緊張状態が続いている。そんな中、ニューヨーク市場では"Xデー"とされた25日にナスダック総合指数が6000ポイントの大台に乗せ、過去最高を更新。さらに翌26日には日経平均株価が200円以上値上がりし、終値は4営業日連続の上昇で1ヶ月ぶりの水準を回復した。いずれも、北朝鮮情勢の懸念が和らいだことなどが要因の一つとみられている。
 経済評論家の川口一晃氏は「株価は有事があれば下がるのが普通だが、最高値を更新したマーケットもあった」と振り返る。「日本市場にも、防衛機器やガスマスクなどを扱っている"戦争銘柄"の株価もここのところ上がってはいなかった」。