トッププロが集う麻雀リーグ「RTDリーグ」のBLACK DIVISION 25・26回戦が5月4日、AbemaTV麻雀チャンネルで放送され、リーグ首位の佐々木寿人と白鳥翔(いずれも日本プロ麻雀連盟)がそれぞれトップを取った。
25回戦では、リーグ首位を独走する佐々木が今回も強気な戦いぶりが功を奏した。大きなアガリこそ数は少なかったものの、相手リーチをくぐり抜けながらことごとく競り勝ち、3万5800点でトップ。好調ぶりを見せつけた。「攻めている姿勢の方が、結果的に数字がまとまるという印象」と、試合後も攻めの姿勢を崩さなかった。
26回戦では、白鳥が東1局から相手のアガリ牌を止めつつ、リーチ・一発・タンヤオ・ピンフ・イーペーコーの8000点(供託1000点)と絶好のスタート。続く親番の東2局でもリーチ・ピンフ・ドラ2の1万2000点と、立ち上がり2局で主導権を握った。その後は小幅な点棒のやり取りにとどめ、きっちりトップを取った。「いろいろRTDの放送など見て研究してきた成果かなと。特に意識しないで、今できることをやるだけ。しっかり打ち切って、かわすところはかわす、自分の麻雀をしたい」と、前半は苦しい対局が続いていただけに、巻き返しの手ごたえを感じていた。
BLACK DIVISION 25・26回戦終了時点での順位、ポイントは以下のとおり。
1位 佐々木寿人(日本プロ麻雀連盟)+368.1 2位 平賀聡彦(最高位戦日本プロ麻雀協会)+110.2 3位 藤田晋(サイバーエージェント社長)+92.5 4位 白鳥翔(日本プロ麻雀連盟)+27.8 5位 多井隆晴(RMU)+22.5 6位 猿川真寿(日本プロ麻雀連盟)▲178.9 7位 滝沢和典(日本プロ麻雀連盟)▲189.3 8位 鈴木達也(日本プロ麻雀協会)▲253.0
◆RTDリーグ サイバーエージェント代表取締役社長・藤田晋氏が立ち上げた長期リーグ戦。各団体のトッププロ14人と藤田氏が「BLACK DIVISION」「WHITE DIVISION」に分かれ(藤田氏は両組に参加)、1人半荘27回戦を行う。上位4人ずつがポイントを持ち越して、準決勝に進出。さらに勝ち抜いた4人がポイントをリセットして決勝で争う。
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