トッププロが集う麻雀リーグ「RTDリーグ」のBLACK DIVISION 27・28回戦が5月8日、AbemaTV麻雀チャンネルで放送され、藤田晋(サイバーエージェント社長)と佐々木寿人(日本プロ麻雀連盟)がそれぞれトップを取った。佐々木は自身の対局で5連勝となり、大量ポイントで1人突き抜けた。
27回戦は、序盤から大物手が飛び交う乱打戦。要所で高打点のアガリを見せた藤田がなんとか競り合いを制した。対局後は「相当手が入っていたので、もっとでかいをトップ取ってもよかった。あんまり納得感がない」と不完全燃焼だったと明かすと、今後の目標には「(他の選手の)標的にならないこと。(準決勝進出の)ボーダーラインにならないように」と、折り返しを迎えた長期リーグの中での立ち回りを意識していた。
28回戦では、リーグ首位を独走する佐々木の勢いが止まらず、今回も好調な打ち回し。僅差ながらトップで東場を消化すると、オーラス前の南3局にダブ南・ホンイツの8000点で抜け出すことに成功した。これで佐々木は破竹の5連勝を達成し、2位に315ポイント以上の差をつけた。「トップは取れる時は取れる、麻雀なんてそんなものなのかなと。伸ばせる時はできるだけ伸ばしたい」と、さらなる加点を目指していた。
BLACK DIVISION 27・28回戦終了時点での順位、ポイントは以下のとおり。
1位 佐々木寿人(日本プロ麻雀連盟)+425.5 2位 平賀聡彦(最高位戦日本プロ麻雀協会)+110.2 3位 藤田晋(サイバーエージェント社長)+104.3 4位 白鳥翔(日本プロ麻雀連盟)+27.8 5位 多井隆晴(RMU)+12.4 6位 滝沢和典(日本プロ麻雀連盟)▲185.2 7位 猿川真寿(日本プロ麻雀連盟)▲199.5 8位 鈴木達也(日本プロ麻雀協会)▲295.5
◆RTDリーグ サイバーエージェント代表取締役社長・藤田晋氏が立ち上げた長期リーグ戦。各団体のトッププロ14人と藤田氏が「BLACK DIVISION」「WHITE DIVISION」に分かれ(藤田氏は両組に参加)、1人半荘27回戦を行う。上位4人ずつがポイントを持ち越して、準決勝に進出。さらに勝ち抜いた4人がポイントをリセットして決勝で争う。
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