決選投票にもつれ込んだフランス大統領選挙は、激戦の末、無所属のマクロン氏が約66%の得票率で、対立候補・急進右派のルペン氏を大きく引き離し勝利した。
 勝利演説でマクロン氏は「私はどの困難一つとっても知らないものはない。経済的な困難、社会の溝、民主主義の行き詰まり、我が国のモラルの弱体化も。私の責任は、女性も男性も全員を、私たちを待ち受ける巨大な困難に打ち勝つべくまとめることだ。これからの挑戦はチャンスでもある。デジタル改革や、環境の変遷、ヨーロッパの再出発なのだ。それ以外の挑戦はテロなどの脅しに立ち向かう闘いだ。フランスを愛しましょう、今夜から5年間」と語りかけた。