証券大手の大和証券グループ本社は、70歳までとしてきた営業職の再雇用について、年齢制限を撤廃する方針を固めた。実質的な定年の撤廃は大企業では珍しい試みだ。
 現在の再雇用制度は「定年となる年齢は60歳以上でなくてはならない」「希望者に対しては60歳から65歳までの雇用を確保しなくてはならない」というもの。現在は年金が支給される年齢が62歳だが、2025年には65歳になる予定のため、定年退職から年金支給される年齢までの雇用を確保する事が目的の制度だ。