全国に約3万3000人もの政治家が存在する中、日本の未来を担うべく奮闘する35歳以下の若手政治家たちがいる。
福井県大飯郡高浜町の児玉千明町議、28歳。2015年の選挙で初当選、町議会の最年少議員として新風を吹き込んでいる。力を入れているのは政治を身近なものにすること。議員になってすぐ、それまで無かった傍聴席を設置するよう働きかけた。その結果、今年初めて37席の傍聴席が設置された。
大阪の美容専門学校を卒業した児玉議員は、予約が入れば母が経営する美容室で美容師として仕事をする。2年半前には狩猟免許を取得、山に入ってイノシシやシカなどの狩りを行なっている。捕まえた獲物は全て自分の手でさばき、毛皮やソーセージにしているという。町議会議員、美容師、"狩りガール"という「三足のわらじ」で活動しているのだ。