トッププロが集う麻雀リーグ「RTDリーグ」のBLACK DIVISION 29・30回戦が5月11日、AbemaTV麻雀チャンネルで放送され、29回戦で佐々木寿人(日本プロ麻雀連盟)が勝ち、自身の対局で6連続トップを取った。トータル首位独走中だったが、さらにポイントを増やし+518.8まで伸ばした。一方、30回戦は鈴木達也(日本プロ麻雀協会)が自身15戦目にして待望の初トップを取り、最下位を脱出した。
29回戦は、オーラス突入時には5700点差を追いかけていた佐々木が、ここから大爆発。親番をいかし満貫、跳満を連発し、終わってみれば7万3300点の大勝利。同卓した3人の戦意を喪失させる戦いぶりを見せた。これでポイントは+518.8と、さらに独走状態に。「最後の親でよくアガれたなと思う。(ポイントは)1000でも2000でも行けるものなら行きたい」とどん欲だった。
30回戦もオーラスで逆転劇が待っていた。これまで14戦してトップなし、最下位に沈んでいた鈴木だったが、2着で迎えたオーラスで、リーチ・一発・ツモ・ピンフ・ドラの8000点をアガり逆転。苦しみ抜いた末に、待望の今季初トップをつかんだ。「泥臭いトップでしたが、次につなげていけるかなと。15戦目で初トップなんて、こんなこと今までない。あと12回、全力でやるだけです」と、安堵の表情を浮かべていた。
BLACK DIVISION 29・30回戦終了時点での順位、ポイントは以下のとおり。
1位 佐々木寿人(日本プロ麻雀連盟)+518.8 2位 藤田晋(サイバーエージェント社長)+112.4 3位 平賀聡彦(最高位戦日本プロ麻雀協会)+109.7 4位 白鳥翔(日本プロ麻雀連盟)+8.6 5位 多井隆晴(RMU)▲13.7 6位 鈴木達也(日本プロ麻雀協会)▲241.9 7位 猿川真寿(日本プロ麻雀連盟)▲242.0 8位 滝沢和典(日本プロ麻雀連盟)▲251.9
◆RTDリーグ サイバーエージェント代表取締役社長・藤田晋氏が立ち上げた長期リーグ戦。各団体のトッププロ14人と藤田氏が「BLACK DIVISION」「WHITE DIVISION」に分かれ(藤田氏は両組に参加)、1人半荘27回戦を行う。上位4人ずつがポイントを持ち越して、準決勝に進出。さらに勝ち抜いた4人がポイントをリセットして決勝で争う。
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