世界規模で広がっているコンピューターへのサイバー攻撃は、被害が150カ国にのぼった。日本では、日立製作所でも被害が報告されている。
日立製作所は5月15日朝から、国内外の拠点で電子メールが一部、送受信できなくなり、添付ファイルが開けなくなるなどの障害が出ていることを明らかにした。日立は世界各地で被害が拡大しているウイルスソフトと同じタイプである可能性が高いとしている。
また、JR東日本でも5月12日、パソコン1台がウイルスに感染したが、電車の運行への影響はないという。警察庁によると、国内ですでに別の2件で、何者かにコンピューターがロックされ、解除費用300ドルを要求される被害が確認されている。