北朝鮮が14日に発射した新型の弾道ミサイル「火星(ファソン)12」。韓国メディアは、これが通常の角度で発射された場合、アメリカのグアムなどが射程距離に入る5000kmまで飛ぶ可能性があると報じており、アメリカ本土の攻撃が可能なICBM=大陸間弾道ミサイルの実現にまた一歩近づいたとの見方が出ている。
 今回の新型ミサイル発射について東京財団研究員の小原凡司氏は「従来の中距離弾道ミサイル、ムスダンの改良でグアムまで射程に収めることはできる」「今回のミサイルを安定的に飛ばすためには、まだまだ実験が必要なレベル」としながらも、いずれアメリカ東海岸まで撃てるようになるということを見せつける意図があるのではないかと指摘する。