あまりにも変わった法要だとして、大きな話題を呼んでいる「テクノ法要」。プロジェクターに映像を投影し、舞台照明でお寺の中を装飾。お経にテクノのリズムを乗せる。仏様を極彩色に照らして表現するのは「極楽浄土」だ。
 「テクノ法要」を始めたのは福井県東郷二ヶ町にある浄土真宗本願寺派・照恩寺。17代目住職で、若い頃はDJとして活動していたという朝倉行宣さん(49)は「先人がお浄土の光を表現するために使った金箔や彫刻の技術を、今の技術でアップデートしたにすぎない」と話す。