トッププロが集う麻雀リーグ「RTDリーグ」のWHITE DIVISION 33・34回戦が5月18日、AbemaTV麻雀チャンネルで放送され、藤田晋(サイバーエージェント代表取締役社長)が2戦連続でトップを奪取、102ポイントを上乗せし、総合順位でも6位から5位へランクアップした。
33回戦は序盤、30・32回戦で連勝し波に乗る内川幸太郎(日本プロ麻雀連盟)に先行を許したが、藤田は親番の南2局に東・白で3900点、続く南2局1本場でもリーチ・七対子の4800点(+300点)で追い上げを開始。トップの内川に2900点差の2着でオーラスと入ると、親の鈴木たろう(日本プロ麻雀協会)に満貫以上の手が見える中、フリテンリーチで勝負に。リーチ・ピンフ・ツモ・ドラで5200点をアガり、12ゲームぶりのトップを獲得した。「戦った感がありますね。たろうさんの仕掛けは高いんで、そこにフリテンリーチで向かうのは寒かったです」と振り返った。
34回戦でも、藤田の勝負勘が冴えわたった。親番でオーラスを迎えると、南4局1本場でリーチ・ピンフ・ツモ・ドラの1万2000点(+300点)をアガり、トップの石橋伸洋(最高位戦日本プロ麻雀協会)との6500点差を一撃でひっくり返した。「僕にとっては今節は正念場なんで勝負しました。ポイントもやっと戻ってきました。ここからですね。3連勝を狙っていきます」と引き締まった表情で語った。苦しい状況からの2連勝で、トータルポイントは▲146.0から▲24.0と、大量102ポイントの追加に成功し、プラス域も見えるところまで浮上した。
【福山純生】
WHITE DIVISION 33・34回戦終了時点での順位、ポイントは以下のとおり。
1位 小林剛(麻将連合)+167.0 2位 村上淳(最高位戦日本プロ麻雀協会)+130.2 3位 勝又健志(日本プロ麻雀連盟)+86.6 4位 鈴木たろう(日本プロ麻雀協会)+62.3 5位 藤田晋(サイバーエージェント代表取締役社長)▲24.0 6位 瀬戸熊直樹(日本プロ麻雀連盟)▲53.4 7位 内川幸太郎(日本プロ麻雀連盟)▲166.2 8位 石橋伸洋(最高位戦日本プロ麻雀協会)▲202.5
◆RTDリーグ サイバーエージェント代表取締役社長・藤田晋氏が立ち上げた長期リーグ戦。各団体のトッププロ14人と藤田氏が「BLACK DIVISION」「WHITE DIVISION」に分かれ(藤田氏は両組に参加)、1人半荘27回戦を行う。上位4人ずつがポイントを持ち越して、準決勝に進出。さらに勝ち抜いた4人がポイントをリセットして決勝で争う。
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