中国が主導する「RCEP(東アジア地域包括的経済連携)」の閣僚会合が5月22日、ベトナムで開催された。
「RCEP(Regional Comprehensive Economic Partnership)」とは、TPP(環太平洋経済連携協定)と同じように参加国間の自由貿易の障害となる関税など、さまざまなものを取り除くことを目的としており、中国主導のため“中国版TPP”とも言われている。TPPからアメリカが抜けたことで、TPPよりも経済規模が大きく、存在感が増してきている経済連携だ。自分たちに有利なルールを作りたい中国と、TPP並みの高度な貿易ルールを目指す日本が対立している状況となっている。