痛みが伴わない乳がん検査が可能となる新たな技術が開発された。
 日立製作所が開発したのは、リング状の装置から出る超音波で自動的に乳房の腫瘍を発見する技術。検査を受ける人はうつ伏せの姿勢になり、水で満たした検査容器に乳房を入れるだけだ。乳房を強く挟んでX線を当てるマンモグラフィーによる検査のような痛みが伴わずに済むという。マンモグラフィー検査は精度が高いものの、乳腺の密度が高い場合は腫瘍を検出しにくいという課題があった。また、従来の超音波検査は検査をする人の技術によって検出レベルに差があった。