いまや、対局がある日はニュースの主役、将棋の藤井聡太四段(14)。25日、竜王戦の決勝で勝利を収め、初の賞金90万円を手にした。これで連勝記録は19となり、歴代単独7位に躍り出る快挙だ。
 昼食には五目焼きそばを食べて攻めの将棋を展開、102手で近藤誠也五段に勝利した。これでタイトル戦の最高峰といわれる竜王戦決勝トーナメントへ史上最年少で挑むことになる。竜王戦決勝トーナメントの優勝賞金は4320万円で、これは将棋界の最高額だ。参加するプロ棋士の数は173人で、渡辺明竜王に挑戦するためにはトーナメントを勝ち抜かなければならない。竜王戦決勝トーナメントでは賞金だけでなく、対局料も支払われるため、タイトルを奪取すると累積で5295万円もの賞金を獲得することになるという。