今月1日から7日までは「HIV検査普及期間」だった。HIV・エイズの新たな感染者はここ数年、年間1500人前後で横ばいが続いていて、同性間の性的接触が原因の7割を占めている。新たなHIV感染者が減らない現状に取り組む人たちを取材した。
 今年1月、東京・新宿にある国内最大規模のHIV・エイズの研究拠点、国立国際医療研究センター病院に開設されたセクシャルヘルス外来、通称「SH外来」。これまでと違ったアプローチでHIVの感染拡大防止に取り組んでおり、注目を集めている。