菅官房長官が"怪文書みたいな"と一蹴した文書について、文科省が一転再調査することになった。民進党が入手した「国家戦略特区(獣医学部新設)に係る想定問答」という文書や、朝日新聞やNHKなどの取材に現役職員が文書共有を証言したこともきっかけとなり、世論に押された形だ。
 さらに民進党が入手した新たな文書(メール)の宛先には、文科省職員の名前やメールアドレスが14人分記載されており、「昨日の内容を共有します」との記述があり、"あの文書"のデータも添付されていた。現役の文科省職員たちからは「今回のメールは書式を見て、一目で本物だとわかった」「今の官邸に不満を持っている人は多い。内部資料はまだ出てくると思う」との証言が出てきている。