11日、東京・銀座で共謀罪反対のデモ行進が行われた。主催は過激派集団の「中核派」。46年前に起きた「渋谷暴動事件」の殺人容疑などで逮捕された大坂正明容疑者が所属する組織だ。
1963年に結成された中核派は、暴力による「革命」を目的に数々のテロ事件を起こし、死者も出してきた。警察庁によると、1971年には約8000人いたという中核派の構成員は、去年には約4700人にまで減少しているが、過激なデモや多くの犯罪行為などを繰り返していることから、国内最大のテロ組織と位置付けられ、警察庁から「極左暴力集団」と指定されている。彼らが目指すのは「労働者による労働者のための国家」だ。そのためには暴力も辞さないという。