今年もいよいよお中元のシーズンに突入。ギフトセットやハムの詰め合わせ、缶ビールなど定番の商品が並び、初夏の風物詩となっている。
 しかし、街の若者に話を聞くと、「贈ったことがない」という意見が多数だ。お中元を毎年欠かさず贈る20代は年々減り続けており、2016年はわずか5.0%だったという。(博報堂生活総研「生活定点」調査)
 そうしたなか、百貨店側も若い世代をターゲットにしたお中元を開発している。
 西武池袋本店・販売促進部の仲野俊平さんが紹介してくれたのは、ヨーグルトを使ったお中元だ。「ヨーグルトはどちらかというと若い方に非常に人気でもあるので、そういった方にギフトを贈る習慣、入り口になるような提案をさせて頂いている」と、仲野さんは話す。また、ヨーグルトゼリーにヨーグルトのお酒などもあり、「携帯、モバイルなどで撮影して頂いて、それをSNSであげることもあると思う」と、仲野さんは“SNS映え”の波が押し寄せていることを教えてくれた。フルーツが入ったスティックタイプのヨーグルトジェラートや野菜の彩り豊かなヨーグルトカレーなど、インスタ映えする商品がたくさん用意されている。