15日早朝、与党は参議院本会議で採決を強行、いわゆる"共謀罪"法案が成立した。今回の法案で"共謀罪"の対象となる犯罪は合計277。「テロの実行」や「薬物犯罪」「人身売買」などのほか、組織の資金源になりうるとして101もの罪が挙げられているが、中には切手の偽造や、文化財の損壊、希少動植物の捕獲なども含まれ、議論を呼んだ。また、「テロの実行」に関する罪は半分以下で、保安林でキノコを採っただけでも罪に問われる恐れがあり、「これのどこがテロ対策になるのか」という疑問が投げかけられている。