6月24日に開催されるアメリカの格闘団体「ベラトール180/NYC」にヴァンダレイ・シウバが出場する。
ヴァンダレイ・シウバといえば、UFC参戦中の2014年に薬物検査を拒否したことで追放され一時引退。その後、日本のRIZINへの参戦表明し、ミルコ・クロコップとの再戦が決定したにも関わらず負傷欠場後、ベラトールと契約・・・という、期待を裏切る行為を続けてきた。しかし、過去の戦歴など絶大なネームバリューなどを考慮し、ベラトールが勝負をかける今回のマジソン・スクエア・ガーデンでの大会の目玉の1人として招聘された訳だ。「状態は良く、勘も戻ってきている」と発言しているとはいえ、2013年以来のMMAのリング、4年のブランクというのはあまりにも大きい印象がある。
対戦相手の“毒舌王”チェール・ソネンとのビーフ合戦など前哨戦の盛り上がりや、試合までのカウントダウンなども行われ期待は高まっているが、やはり多くの人々や主催者が恐れているのは「ドタキャン」だ。
やはり、日本のRIZINでの直前での欠場したことをどうしても思い出してしまう。表向きは負傷による欠場とはいえ、ドタキャン後に元気にベラトールの会場を訪れていた姿を知っているだけに、多くの日本の格闘ファンはモヤモヤした気持ちでシウバのベラトール・デビュー戦を迎えることになるだろう。
ベラトールの代表、スティーブ・コッカーもシウバのドタキャンに関してはやや心配している模様だ。「2人合わせると80歳。MMAの歴史の中では疑問を呈するカードであり、リスクがあることも承知している。このメインイベントが無くなった場合のバックアップの計画もあるが、とにかくこの試合に集中。数日前にチェールともヴァンダレイとも話した。両方とも来る準備はできている」とコメント、やや不安な気持ちを抑えながら試合が無事行われることを望んでいるようだ。
ベラトール180/NYC「ソネン vs.シウバ」「ヒョードル vs.ミトリオン」AbemaTV(アベマTV)で6月25日(日)7時~15時放送