トッププロが集う麻雀リーグ「RTDリーグ」のBLACK 41・42回戦が6月22日、AbemaTV麻雀チャンネルで放送され、鈴木達也(日本プロ麻雀協会)と白鳥翔(日本プロ麻雀連盟)がトップを取った。総合順位で鈴木は7位と変わらなかったものの、逆転での準決勝進出へ半歩前進。白鳥は3位から2位へと上がった。
41回戦の対局者は、鈴木達也、滝沢和典(日本プロ麻雀連盟)、佐々木寿人(日本プロ麻雀連盟)、藤田晋(サイバーエージェント代表取締役社長)。準決勝進出に向け、誰もがトップが欲しい中、鈴木がオーラスで魅せた。3着目からリーチ・ツモ・ハイテイ・チートイツ・ドラ2と跳満を鮮やかに決め、1万1000点差を引っくり返す逆転トップ。「チートイツに救われた半荘でした。どうしてもトップが欲しい局だったんで、リーチしてツモりにいきました。自分の中ではキレずに我慢して打てたかなと思います」と、勝負の一手が功を奏し、満足そうだった。
42回戦、対局者は白鳥翔、多井隆晴(RMU)、猿川真寿(日本プロ麻雀連盟)、平賀聡彦(最高位戦日本プロ麻雀協会)。白鳥は南1局で倍満をアガってトップ目に立つと、南3局の親番でも満貫をツモり、終わってみれば5万800点の大トップ。総合順位も3位から2位へ浮上した。「このトップはめちゃくちゃ大きいです。しかも平賀さんがラスだったので、あと1トップで逃がしてもらえる位置にいけるかもしれないと思っています」と、開幕3連敗から2位にまで上がり、手応えも十分だった。【福山純生】
BLACK DIVISION 41・42回戦終了時点での順位、ポイントは以下のとおり。
1位 佐々木寿人(日本プロ麻雀連盟)+385.5 2位 白鳥翔(日本プロ麻雀連盟)+126.6 3位 平賀聡彦(最高位戦日本プロ麻雀協会)+70.6 4位 猿川真寿(日本プロ麻雀連盟)▲20.8 5位 多井隆晴(RMU)▲52.7 6位 藤田晋(サイバーエージェント代表取締役社長)▲98.7 7位 鈴木達也(日本プロ麻雀協会)▲156.7 8位 滝沢和典(日本プロ麻雀連盟)▲253.8
◆RTDリーグ サイバーエージェント代表取締役社長・藤田晋氏が立ち上げた長期リーグ戦。各団体のトッププロ14人と藤田氏が「BLACK DIVISION」「WHITE DIVISION」に分かれ(藤田氏は両組に参加)、1人半荘27回戦を行う。上位4人ずつがポイントを持ち越して、準決勝に進出。さらに勝ち抜いた4人がポイントをリセットして決勝で争う。
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