「無料Wi-Fiについては無くすべきかなと思っています。最近は」
21日に行われたソフトバンクグループの第37回定時株主総会で、株主から東京オリンピックでの無料Wi-Fiスポットの提供について尋ねられた孫正義社長のこの発言が、波紋を広げている。
理由について孫社長は「オリンピックの度に無料Wi-Fiで様々な被害が起きているんですね。それはセキュリティーの問題です。無料Wi-Fiスポットを名乗ってですね、セキュリティーの穴をうまく活用して、悪さをするという被害が大量に発生しています」と指摘。また、「無料Wi-Fiを使わなくても、日本のLTEは世界で最も優れたカバー率と容量を持っていると思います。むしろ世界中の携帯事業者と一緒にアンリミテッドなローミングをすることによって、セキュリティーを保てて、かつ面倒くさくないんじゃないか」と問題提起した。