トッププロが集う麻雀リーグ「RTDリーグ」のWHITE DIVISION 45・46回戦が6月29日、AbemaTV麻雀チャンネルで放送され、村上淳(最高位戦日本プロ麻雀協会)と小林剛(麻将連合)がトップを取った。村上は連勝で4位から2位へ浮上。小林は首位をがっちりキープし、準決勝進出へ当確ランプが灯った。
45回戦の対局者は村上淳、鈴木たろう(日本プロ麻雀協会)、石橋伸洋(最高位戦日本プロ麻雀協会)、瀬戸熊直樹(日本プロ麻雀連盟)。東1局、村上は1万2000点をアガり勢いに乗った。南場の親番では3本場まで粘り、オーラスでも親番・瀬戸熊のリーチに真っ向勝負。跳満をツモりあげ、6万6200点の大トップをものにした。「攻めるところは攻めて、受けるところは受けて、ヤミテンケアもしっかり出来ました」と納得の出来で、ポイントを+139.4まで伸ばした。「残り4戦、ポイントを守ろうとすると僕の場合はコケるので、今の半荘と同じように無心で卓に向き合います」と気を引き締めた。
46回戦の対局者は小林剛、藤田晋(サイバーエージェント代表取締役社長)、勝又健志(日本プロ麻雀連盟)、内川幸太郎(日本プロ麻雀連盟)。小林は東場で2900点(+600点、供託1000点)、8000点(+供託2000点)をアガリ、トップのまま南場へ。しかし南2局、親番・藤田へ放銃し、一時はトップを奪われたが、南3局で親の跳満1万8000点(供託1000点)をアガり再逆転し、トップを確定させた。「たまたま6000オールが入って勝てましたけど、藤田さんに放銃した局を反省しながら打っていました。トップ目だったのに、三色が出来て、点差を広げられる楽な展開に持ち込めるチャンスだと欲張ってしまったんです」と猛省した。「大きな加点をするよりも、局を進めることをテーマにやっていたはずなんで」と自身のテーマから逸れた打牌を戒めていた。【福山純生】
WHITE DIVISION 45・46回戦終了時点での順位、ポイントは以下のとおり。
1位 小林剛(麻将連合)+275.9 2位 村上淳(最高位戦日本プロ麻雀協会)+139.4 3位 鈴木たろう(日本プロ麻雀協会)+52.6 4位 藤田晋(サイバーエージェント代表取締役社長)+9.5 5位 瀬戸熊直樹(日本プロ麻雀連盟)▲0.3 6位 勝又健志(日本プロ麻雀連盟)▲16.9 7位 石橋伸洋(最高位戦日本プロ麻雀協会)▲199.3 8位 内川幸太郎(日本プロ麻雀連盟)▲260.9
◆RTDリーグ サイバーエージェント代表取締役社長・藤田晋氏が立ち上げた長期リーグ戦。各団体のトッププロ14人と藤田氏が「BLACK DIVISION」「WHITE DIVISION」に分かれ(藤田氏は両組に参加)、1人半荘27回戦を行う。上位4人ずつがポイントを持ち越して、準決勝に進出。さらに勝ち抜いた4人がポイントをリセットして決勝で争う。
(C)AbemaTV