6月7日(水)に、ジャパニーズヒップホップのオリジネーターであり、世界各国で高い評価を集めるDJ KRUSHが、活動25周年を記念したニューアルバム『軌跡』をリリースした。トラックリストを見て驚いた方も多いだろう。そう、今回リリースされるのは、日本語を操るラッパーたちを全面にフィーチャリングした作品なのだ。
DJ KRUSHと言えば、自他共に認めるインスト曲を得意とするアーティスト。もちろん、これまでにも国内外のラッパーをゲストに迎え、数多くの楽曲を制作してきてはいるものの、いわゆる<日本語ラップのアルバム>をリリースするのは初めてのことだ。自らの活動の節目となる年に、このようなスタイルでアルバムをリリースしようと考えたのは何故なのだろうか。今回は、そんなDJ KRUSHに新作『軌跡』、そして日本語ラップへの思いについてうかがった。