2日に行われた東京都議会議員選挙で、これまで第1党だった自民党は57から23に議席数を減らし、最低だった2009年を大きく下回る歴史的大敗を喫した。
都議会自民党への"逆風"の原因は、森友・加計学園問題をめぐる政府・与党の対応、そして選挙期間中に飛び出した豊田真由子衆院議員の暴言問題、さらに稲田朋美防衛相による演説での問題発言などが指摘されている。
都議選から一夜明けた3日、安倍総理は「大変厳しい都民の審判が下されました。わが党に対する、自民党に対する厳しい叱咤と深刻に受け止め、深く反省しなければなりません。反省すべき点はしっかりと反省しながら謙虚に丁寧に、しかしやるべきことはしっかりと、前に進めていかなければいけないと考えております」とコメント。自民党は臨時役員会を開き、有権者の信頼を回復するため、体制の立て直しを図るとともに、来月にも内閣改造・自民党役員人事を行う見通しと報じられている。