2日に行われた東京都議会議員選挙で、これまで第1党だった自民党は57から23に議席数を減らし、最低だった2009年を大きく下回る歴史的大敗を喫した。
都議会自民党への"逆風"の原因は、森友・加計学園問題をめぐる政府・与党の対応、そして選挙期間中に飛び出した豊田真由子衆院議員の暴言問題、さらに稲田朋美防衛相による演説での問題発言などが指摘されている。
都議選から一夜明けた3日、安倍総理は「大変厳しい都民の審判が下されました。わが党に対する、自民党に対する厳しい叱咤と深刻に受け止め、深く反省しなければなりません。反省すべき点はしっかりと反省しながら謙虚に丁寧に、しかしやるべきことはしっかりと、前に進めていかなければいけないと考えております」とコメント。自民党は臨時役員会を開き、有権者の信頼を回復するため、体制の立て直しを図るとともに、来月にも内閣改造・自民党役員人事を行う見通しと報じられている。
そんな中、岸田文雄外相が4日、自身が率いる派閥「宏池会」(岸田派)のシンポジウムで将来の党総裁選立候補に意欲を示したほか、石破茂・前地方創生担当相が安倍総理が示した改憲方針について異議を唱えるなど、"安倍一強"とも言われる党内で、来年の総裁選に向け"ポスト安倍"の動きも見え隠れしている。
また、国外に目を向けると、北朝鮮が4日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験に成功したと発表。安倍総理は「北朝鮮の脅威が増したことを明確に示すものだ」とコメントしている。
8日放送のAbemaTV『みのもんたのよるバズ!』では、次期総裁選で"台風の目"となりそうな石破氏を招き、北朝鮮問題、東京都議選、また安倍総理が目指す憲法改正、"ポスト安倍"への意欲について直撃する。