トッププロが集う麻雀リーグ「RTDリーグ」のBLACK 43・44回戦が7月6日、AbemaTV麻雀チャンネルで放送され、猿川真寿(日本プロ麻雀連盟)と佐々木寿人(日本プロ麻雀連盟)がトップを取った。猿川は4位と順位に変動はないが、ついにプラスポイント域へ突入。佐々木は首位をがっちりキープし、再び独走態勢に入った。
43回戦の対局者は、猿川真寿、鈴木達也(日本プロ麻雀協会)、滝沢和典(日本プロ麻雀連盟)、藤田晋(サイバーエージェント代表取締役社長)。4人全員マイナス圏内の戦いとなった。一時は▲250ポイントまで沈むも▲20.8まで復活してきた4位の猿川は「ここまで来たら準決勝に行かないと盛り上げただけになってしまう。早く楽な位置にいきたいけど、その気持ちが打牌に出ると混戦になるので、そこをうまく調整できるかどうかですね」と落ち着いていた。東場でアガリのなかった猿川は、南1局1本場でリーチ・ドラ3の8000点(+300点、供託2000点)、南2局で2000点と続けざまに加点。全員トップを狙える僅差で迎えたオーラスでは、スピード勝負を制しトップを奪取した。「4位のままだと常にターゲットになるので、3位に入ることが大事」とプラスポイント域に満足せず、さらなる高みを目指した。
44回戦、対局者は佐々木寿人、平賀聡彦(最高位戦日本プロ麻雀協会)、白鳥翔(日本プロ麻雀連盟)、多井隆晴(RMU)。佐々木は東場をほぼ原点で終えると、南2局でも4000点、南4局ではリーチ・ツモ・チートイツ・ドラ2と親の跳満1万8000点を加点し、6戦ぶりにトップを決めた。「6連勝してからは6回トップがなかったですね。結構マイナスが続いていたんで、どこかで歯止めをきかせたかった。ようやく来たなって感じです」と、ポイントを+451.1まで積み上げ、首位を堅守した。【福山純生】
BLACK DIVISION 43・44回戦終了時点での順位、ポイントは以下のとおり。
1位 佐々木寿人(日本プロ麻雀連盟)+451.1 2位 白鳥翔(日本プロ麻雀連盟)+104.6 3位 平賀聡彦(最高位戦日本プロ麻雀協会)+73.9 4位 猿川真寿(日本プロ麻雀連盟)+31.1 5位 多井隆晴(RMU)▲99.6 6位 藤田晋(サイバーエージェント代表取締役社長)▲142.9 7位 鈴木達也(日本プロ麻雀協会)▲147.6 8位 滝沢和典(日本プロ麻雀連盟)▲270.6
◆RTDリーグ サイバーエージェント代表取締役社長・藤田晋氏が立ち上げた長期リーグ戦。各団体のトッププロ14人と藤田氏が「BLACK DIVISION」「WHITE DIVISION」に分かれ(藤田氏は両組に参加)、1人半荘27回戦を行う。上位4人ずつがポイントを持ち越して、準決勝に進出。さらに勝ち抜いた4人がポイントをリセットして決勝で争う。
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