(今回のKHAOSはファイトマネー総取りトーナメントが開催。加えてAbemaTVからのMVP・ベストバウトボーナスも )
7月8日、K-1、Krushに続く立ち技イベント『KHAOS』(17時~AbemaTVで生中継)の第3回大会が新宿FACEで開催される。
「混沌」を大会名の語源とするだけに、実験的なマッチメイクが見どころだ。第1回大会では「KHAOS ROYAL」として試合前日に抽選で対戦カードを決定。また第2回は出場選手が全員10代の「KHAOS TEENS」として行なわれた。
(大岩翔大、小倉、江川優生、森坂陸とイキのいい選手が揃ったトーナメント)
そして今回は「Money in the KHAOS」。4名参加のワンデイ・トーナメントを実施し、優勝者が全員分のファイトマネーを総取りするというものだ。つまり、負ければノーギャラである。
このトーナメントには、勝って名を上げ、KrushやK-1での活躍を目指す4人の選手がエントリー。その1人である小倉尚也は、K-1系イベント初参戦となる。元々は高校球児。格闘技ファンの兄の影響でKrushを見始め、武尊の試合がきっかけでハマったという。
「自分はKrushのリングに上がりたくて格闘技を始めたので、Krushのリングに上がりたいという願望はありました。一時はKrushのリングに上がることも諦めていましたけど、こういった形で参戦できて良かったです」
かつては所属ジムからKrush王者を輩出するほどだったが、団体が乱立する格闘技界の中でジムのポジションも変わり、小倉はREBELSを主戦場とすることになった。それでも、こうしてキャリアを積んでKrushのグループイベントに出場することになったのだから不思議な巡り合わせだ。
念願叶っての出場。ファンとしてK-1、Krushを見てきただけに、マッチメイクの“イズム”と自身の立ち位置もよく分かっている。「KHAOSさんからしても、僕が良い試合をしたり優勝した方が面白いかなと思います。このリングに上がるのに今まで遠回りをしてきて…そういう想いもあるので、良い試合が出来ると思います」外からきたなじみのない選手、いわば“外敵”だからこそ勝てば盛り上がるというわけだ。
目標はもちろんKrush、K-1のベルト。そのためにも、このファイトマネー総取りトーナメントでインパクトを残したい。
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