
7月8日(土)にAbemaTV(アベマTV)で『Abema杯 第1回 フリップ芸-1グランプリ』が放送され、賞金100万円をかけ「現役No.1フリップ芸チャンピオン」を決める戦いが繰り広げられた。MCは陣内智則、アシスタントMCは泉里香が務めた。番組冒頭、今回MC初経験だという泉が緊張している様子を見せると、陣内は「初司会、1回断ったらしいね?」と話し、会場に笑いが起きた。

この番組では「フリップ芸」に自信のある芸人が一同に集結し、賞金100万円をかけて戦う。出演者はギャラ0円で交通費も出ないが、優勝すれば100万円。「現役No.1フリップ芸チャンピオン」を視聴者投票によって決める。応募総数は387組、とにかく明るい安村やもう中学生などのベテラン勢を抑えて予選を勝ち抜いた9組・10名が姿を見せた。
9組の芸人は、3組ずつ3つのブロックに分かれ、トーナメント制で対決する。それぞれがネタを披露し、AbemaTVの視聴者、そして観客席にいる50人、武井壮、“ゆうこす”こと菅本裕子が、「誰が一番面白かったか?」を投票。投票の結果、上位2組が次のステージへ進出し、そこでさらに1組に絞られる。そして最終的に残った各ブロックの代表者3組による決勝戦が行われ、優勝者を決定する。
A、B、Cの対戦ブロックに分かれて、まず1回戦が行われた。各ブロックの顔ぶれを紹介する。Aブロックが、霜降り明星・粗品、赤嶺総理、アキラ100%、BブロックがZAZY、真空ジェシカ・川北、野性爆弾・くっきー、Cブロックが田中上野、えずれひろゆき、メルヘン須長だ。

投票の結果、Aブロック第1位に輝いたのは38%獲得で赤嶺総理、第2位は31%でアキラ100%だった。Bブロック第1位に輝いたのは60%獲得でZAZY、第2位は30%でくっきーだった。Cブロック第1位に輝いたのは65%獲得で田中上野、第2位は28%でメルヘン須長だった。
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これで2回戦に進む6組が決定。勝ち残った6組が新たなネタを披露し、決勝に残る3名を決定する。
2回戦は、Aブロックが赤嶺総理VS野生爆弾・くっきー、Bブロックがメルヘン須長VS ZAZY、Cブロックが田中上野VSアキラ100%という組み合わせになった。

接戦のAブロックを1位で通過した赤嶺総理は「こんな◯◯は嫌だ」という大喜利ネタを披露。中盤からは「嫌だネタ」のフリップを逆にめくりながら、「こんな◯◯はいい」にシフト。その高いテクニックと感動エピソードの連発で会場の空気をしっかりつかむ。アシスタントMCの泉は「なるほどがたくさんだった」と絶賛。MCである陣内も「ちゃんと(伏線を)回収してすごい」と感心していた。
AbemaTV 『Abema杯 第1回フリップ芸-1グランプリ』
- 放送日時:7月8日(土)夜8時~夜10時 (生放送)
- 放送チャンネル:AbemaSPECIAL2
- 無料で視聴:https://goo.gl/vRhWsn
(※見逃してしまった方も無料で番組を視聴できます)
次はほとんどフリップを使わないという荒業で2回戦に進出したくっきー。2回戦ではフリップを用意し、「2036年未来の進化」というネタを披露した。会場はその独特の世界観についていけない様子。

投票結果を待つ間、赤嶺総理は「3本目に1番やりたいやつをとっておいてある」と決勝への意気込みを語ったが、くっきーは「(決勝は)もういいわ。譲る、譲る」とコメント。16万人が観ている話が出ると「恥だぜ、おい」と叫んだ。
投票結果は51%で赤嶺総理、49%がくっきーというまさかの接戦。決勝には赤嶺総理が進んだ。

Bブロックの1組目は、メルヘン須長。科捜研の女の沢口靖子に扮して「ツイッターの中の事件」を解決していくネタを披露した。アンパンマンやパーマンのモノマネも織り交ぜて安定感あるフリップ芸を披露した。

2組目は1回戦で60%の支持を獲得し、2位に大差をつけて勝ち上がったZAZY。寿司屋を舞台に謎の「パオーン」ネタを披露。観客を置いていったまま謎の世界を展開したが、途中から観客もZAZYのペースに飲み込まれていく。陣内は「ネタ帳が見たい。(観客が)引いていたやん、指パオーンとか何や指パオーン。あんだけ(1回戦の)『いねぇ奴』ではまっていたのに、指パオーンですごい離したで。100万円来てたで目の前に」と突っ込んだ。
投票の結果はAブロック同様、接戦となり、57%を獲得したメルヘン須長が決勝に進出した。ZAZYは「ネタチョイス、ミスった」と悔しがった。
Cブロックの1組目は田中上野。1回戦を65%獲得と大差で勝ち抜いた田中上野は、「犬も歩けば棒に当たる」「百聞は一見にしかず」といった「ことわざ」ネタを披露した。フリップ担当の上野も歌声を披露し、会場の空気を一気につかんだ。

2組目はアキラ100%。1回戦に引き続き、お盆を封印し、穴の開いたフリップ、細く波型に切ったフリップで局部を隠す荒業を次々に披露する。生放送の緊張感もあり、見えそうになる度に会場からは悲鳴が飛び出した。アシスタントMCの泉はこれに「私は見たかったですけど、見えてないです!」と笑顔をみせていた。

20万人を突破した視聴者の投票結果は、田中上野が66%を獲得し、決勝に進出。惜しくも負けたアキラ100%は、MCの陣内から「決勝に行ったら何かあったの?」と聞かれると「もうなかったです」と言いながら悔しさをみせた。
結果、決勝進出は、女性2組(赤嶺総理・メルヘン須長)と男性1組(田中上野)の争いに。赤嶺総理は「1番知名度がないと思うので頑張りたい」と落ち着いた様子で抱負を語った。メルヘン須長は沢口靖子のキャラクターのまま「私が決勝に残るなんて事件だわ」と意欲をみせ、田中上野は「ラスト、歌い切りたいと思う」と意気込みを語った。陣内は「ネットニュースになったら、これちょっと仕事増えるかもしれへんよ!」と決勝進出の3組に期待を寄せた。
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■AbemaTV 『Abema杯 第1回フリップ芸-1グランプリ』
- 放送日時:7月8日(土)夜8時~夜10時 (生放送)
- 放送チャンネル:AbemaSPECIAL2
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(※見逃してしまった方も無料で番組を視聴できます)
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