横浜スタジアムの9回の名物といえば、クローザー・山崎康晃投手の登場をスタンド全員で迎える「ヤスアキジャンプ」だ。昨年のオールスターゲームでは、横浜スタジアムでの開催ということもありオールスターにもかかわらずヤスアキジャンプが見られた。阪神の原口文仁との“帝京バッテリー”が復活するなど、山崎にとっては感慨深いオールスターになったに違いない。
 2016年のオールスターゲーム第2戦、同点で迎えた9回に、地元横浜DeNAの山崎が横浜スタジアムのマウンドに向かった。プルペンカーに乗った山崎がスタンバイし、おなじみの登場曲であるゾンビ・ネイションの「Kernkraft 400」が球場内に響くと、横浜ファンだけでなく12球団のファンが歌いながら一斉にジャンプ。「ヤ・ス・ア・キ!」の大合唱とともにハマスタが揺れた。ハマスタではヤスアキジャンプはすっかりおなじみとなっており、山崎自身もハマスタでのオールスター開催に「セ、パのファンでのジャンプが見てみたい」と言っていただけに、まさに願いがかなった瞬間だった。