トッププロが集う麻雀リーグ「RTDリーグ」のBLACK 47・48回戦が7月13日、AbemaTV麻雀チャンネルで放送され、平賀聡彦(最高位戦日本プロ麻雀協会)と多井隆晴(RMU)がトップを取った。平賀は3位から2位へ浮上、多井は連勝を決め、5位のままながらついにプラス域へ到達。4位・猿川真寿(日本プロ麻雀連盟)とのポイント差も63.3から14.5まで詰め、準決勝進出へ2016覇者がいよいよ本領を発揮してきた。

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 47回戦の対局者は平賀聡彦、鈴木達也(日本プロ麻雀協会)、佐々木寿人(日本プロ麻雀連盟)、滝沢和典(日本プロ麻雀連盟)。東1局、平賀は親番でリーチ・一発・ツモ・ピンフ・ドラ2、1万8000点(+300点、供託2000点)を含む4回連続のアガリを決め、開局早々5万点台にまで持ち点を伸ばした。その後は失点こそしたものの、リードを守りきった。「東場でけっこうリード出来ました。後半はトップがどうしても欲しくなりまして。もう少し自分らしい攻めの麻雀を打てる局面もあり、もっと大きなトップが取れたかもしれないんですが、長い目で見たらこれがベストかなと思います」とニッコリ。勝利を呼び込んだのは「幸せを呼ぶ黄色いネクタイのおかげ」と舌も滑らかだった。

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 48回戦、対局者は多井隆晴、猿川真寿(日本プロ麻雀連盟)、藤田晋(サイバーエージェント代表取締役社長)、白鳥翔(日本プロ麻雀連盟)の4人。4位猿川、5位多井、6位藤田と、当落線上の3人が同卓した。多井は親番で猿川に8000点を放銃する苦しい序盤だったが、「トップを取るぞと決めたら2回に1回はトップを取れる」と宣言通り、東4局に発・中・ホンイツ・ドラ1、8000点(+供託1000点)をもぎ取り挽回。後半には、南3局で4000点(+供託2000点)を加点すると、オーラスでも藤田のリーチをかいくぐり、リーチ・一発・ドラ2、8000点(+供託2000点)をアガって、連勝を決めた。「2着でいいやと思ったら、こういう結果にはならなかった。勝負は結局紙一重。ポイントがマイナスしていたのも、これまでは紙一重の勝負に行き切れていなかったところがあった。その弱気さがマイナスを生んでいたので、残り3戦、よければ2トップ、悪くても1トップ取って準決勝には進みたい。そして決勝になれば、決勝の戦い方には他のプロより自信はある」と、2016覇者が饒舌に狼煙を上げた。【福山純生】

 BLACK DIVISION 47・48回戦終了時点での順位、ポイントは以下のとおり。

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 1位 佐々木寿人(日本プロ麻雀連盟)+358.7 2位 平賀聡彦(最高位戦日本プロ麻雀協会)+146.0 3位 白鳥翔(日本プロ麻雀連盟)+129.2 4位 猿川真寿(日本プロ麻雀連盟)+25.4 5位 多井隆晴(RMU)+10.9 6位 藤田晋(サイバーエージェント代表取締役社長)▲137.1 7位 鈴木達也(日本プロ麻雀協会)▲169.3 8位 滝沢和典(日本プロ麻雀連盟)▲363.8

 ◆RTDリーグ サイバーエージェント代表取締役社長・藤田晋氏が立ち上げた長期リーグ戦。各団体のトッププロ14人と藤田氏が「BLACK DIVISION」「WHITE DIVISION」に分かれ(藤田氏は両組に参加)、1人半荘27回戦を行う。上位4人ずつがポイントを持ち越して、準決勝に進出。さらに勝ち抜いた4人がポイントをリセットして決勝で争う。

(C)AbemaTV

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