九州北部を襲った記録的な大雨や、茨城県での猛烈な雨など、近年、豪雨の発生回数が増加している。気象庁によると、各地で1時間に80ミリを超える猛烈な雨の年間発生数は1976年~85年の10年間は平均10.7回、2006年~15年では平均18回と、40年の間に年あたり7回以上増えた計算だ。背景には気候変動が関係している可能性があり、この100年で日本の夏の平均温度は1.08℃上昇しており、「熱帯化」する傾向にある。