12日、肝臓がんによる多機能不全で死亡した劉暁波氏。「勇気ある闘士の死を悼む」(独メルケル首相)、「トランプ大統領は劉氏の死去を深く悲しんだ」「劉氏の夢こそ中国が追うべき夢だ。民主化を実現してこそ真の大国になる」(台湾・蔡英文総統)など、各国から劉氏を悼むコメントが相次いだ。
 劉氏にノーベル平和賞を授与したノルウェーの委員会は「中国政府は彼の早すぎる死に重い責任を負う」と中国政府の対応を強く非難。岸田外務大臣も閣議後の会見で「自由、基本的人権の尊重、法の支配は国際社会における普遍的価値であり、これらが中国においても保障されることが重要であると考えている。引き続き高い関心を持って中国の人権状況を注視していきたいと考える」とコメント。