<麻雀駅伝2017>◇3日目◇7月17日◇三人麻雀(8回戦)◇AbemaTV
ネット麻雀・天鳳の最高位、天鳳位に2度輝いたASAPIN(アマチュア連合)が4万点持ちの三人麻雀で10万点超のトップを2回も取る圧勝で、3日目の区間賞を獲得した。プロ級の腕前を持つメンバーをそろえたアマチュア連合は初日から3日目まですべて区間賞を取るぶっちぎりの成績で、“完全優勝”に王手をかけた。プロ3団体が苦戦する中、昨年の麻雀プロ団体日本一決定戦で優勝した日本プロ麻雀連盟は窮地に追い込まれた。
ネット麻雀の頂点に2度立った男が、プロ雀士たちを徹底的に叩きのめした。四人麻雀とは違う戦術が求められる三人麻雀で、ASAPINの運と技術が爆発した。区間賞が狙える状況で突入した最終8回戦、南場ですべてがかみ合った。大きな手を確実にアガり、相手のアガリ牌を止めつつ、しかもアガった。「放銃するとチームに迷惑がかかるので、歯を食いしばって止めたらご褒美でアガれただけです」と謙遜したが、攻守のバランスが完璧に仕上がったネット麻雀の覇者は、だれにも止められなかった。気がつけば点数は三人麻雀であっても異例の14万点超え。1、2日目のリードをさらに広げ、チームを独走状態に導いた。
プロと同等かそれ以上の力を持つとされていたアマチュア連合が、ファンの想像を超える力を見せつけ、プロ団体に大差をつけた。このまま独走し、最終日に完全優勝を果たした時、プロ勢にどんな言葉が向けられるのか。麻雀界が騒然となる事態になってきた。
最終日は7月30日、正午から放送される。ルールはRTDリーグ。
【3日目終了時 チーム結果】
1位 アマチュア連合+297.3
2位 最高位戦日本プロ麻雀協会+10.1
3位 日本プロ麻雀協会▲61.5
4位 日本プロ麻雀連盟▲247.9
【3日目 個人結果】
1位 ASAPIN(アマチュア連合 天鳳位)+140.7
出だしは最悪でした。国士無双はついていただけ。その後は自然体で打てました。(バトンを)すごくいい渡し方ができました。藤田さんと萩原さんなら、普通に打てば大丈夫だと思います。
2位 友添敏之(最高位戦日本プロ麻雀協会)+21.6
自業自得です。こんな最悪な形になってしまってすいません。独走を許してしまったし、優勝だけ見ていたので。でも、まだポイントは無理じゃない。最終戦は5勝ぐらいしたらまくれるでしょう。
3位 勝又健志(日本プロ麻雀連盟)▲32.1
自分の得意な展開を作れなかったなと思います。親番勝負だと思っていたので、なるべく連荘できるようにと思っていたのですが、なかなかうまくいかなかったです。プラスは最低限で、できるだけプラスしなきゃいけなかったところ、マイナスは情けないです。
4位 阿賀寿直(日本プロ麻雀協会)▲130.2
絶対プラスすると思っていたが、大きくマイナスしてしまいました。本当にすいませんでした。最終戦も大きなトップが取れれば区間賞まであったんですが、あそこまで離されるとは思わなかった。
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