「Scoobie Do (スクービードゥー)」というロックバンドでドラムを担当しているオカモト“MOBY”タクヤと申します。皆さんは”居酒屋”と聞くと、どんな店をイメージしますか? チェーン店だったり、近所の馴染みの店だったり、個人経営の小料理屋の様な店だったり、大人数でワイワイ楽しめる店だったり。それこそ地方によっても全然違うと思います。今回は、そんな中でも誰しもが「あ~、何か絵に描いたような居酒屋さんだな~」と納得してもらえるような一軒をご紹介しようと思います。

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(映画『舟を編む』のロケでも使われた店内)

 場所は東京・神田神保町。世界最大規模の古書店街として知られ、またクラシカルな喫茶店が軒を連ね、レコード屋・楽器屋・スポーツ用品店が集中し、そしてカレー激戦区としても知られています。また明治大学・日本大学・専修大学などの学生街でもあることから安価な飲食店街が軒を連ね、下町の様な裏路地文化が根付いています。

 そんな中、ご紹介するのは1979年創業、今年で38年を迎える「酔の助(よのすけ)」さん。大通りからちょっと入ったとこにあります。

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 都内の中心に程近い神保町にもかかわらず、いわゆる「デカ箱」。

 テーブル席もなかなかの広さですが、奥に入ると丸で隠れ家のような広々とした座敷が。そんな広さにもかかわらず、神保町界隈で仕事を終えた方々でお店は連日満員御礼です。

 この店の人気の理由のひとつは個性豊かなメニューの数々。旬の食材を使った刺身や一品料理、また居酒屋定番メニューは勿論なんですが、この店の売りはオリジナルメニューの豊富さにあります。「ガンダーラ古代岩塩のピザ」「たこ焼きのミートグラタン」「鉄板焼きコロッケ」「若鶏の北京ダック風」「つぶ貝のエスカルゴ風」……。

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(上:ガンダーラ古代岩塩のピザ)

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(上:たこ焼きのミートグラタン)

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(上:若鶏の北京ダック風)

 初めてこのお品書きの名前を聞く皆さんには、もうなんのこっちゃサッパリ解らない感じかもしれませんが、全てここの看板メニュー。居酒屋ですもの、美味しければ何でもいい!という気取らない精神をひしひしと感じ取ることが出来ます。飲み物もビール(輸入ビールもあり)やサワー、果実酒にホッピー、日本酒や焼酎も沢山の銘柄を取り揃え、ウイスキーやワインも何でもござれ。

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 そしてこの店のもうひとつの売りは、有名な「ロケ地」でもあること。『タモリ倶楽部』の常連ロケ地であり、映画『舟を編む』のロケ地として松田龍平くんや黒木華ちゃんもここで呑み会をひらき(映画の中で)、ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』で星野源くんや石田ゆり子さんらがここで頻繁に呑み会をやっていました。「絵に描いた様な居酒屋」的な店だからこそ、ロケ地としても引く手あまたなのかもしれません。

 更に嬉しいのは、土曜は勿論のこと、日曜も23時まで営業! 東京ドームや日本武道館からもそれぞれ徒歩10分ちょっとなので、スポーツ観戦やコンサートの帰りにもいいですね。

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▼ 著者・オカモト”MOBY”タクヤ

結成22年を迎えたロックバンド、SCOOBIE DOのドラマー。2006年には自主レーベルを立ち上げマネージャーも兼任。ドラマーとしても数多くのレコーディングに参加。野球と音楽がテーマのラジオ番組、FMおだわら「NO BASEBALL, NO LIFE」MCも担当。また香港政府観光局認定の「香港マイスター」。


【SCOOBIE DOライブ情報】

2017年8月15日、「La.mama 35th anniversary『道玄坂異種格闘技戦vol.97』」(渋谷La.mama)や、2018年2月11日「Funk-a-lismo! vol.11」(Zepp Tokyo)など多数予定。

文/オカモト“MOBY”タクヤ(SCOOBIE DO)

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なんとなく懐かしい雰囲気の『酔の助(よのすけ)』は神保町で昭和54年から営業している居酒屋です。|居酒屋 酔の助(よのすけ)◆東京 神田神保町
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なんとなく懐かしい雰囲気の『酔の助(よのすけ)』は神保町で昭和54年から営業している居酒屋です。
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