トッププロが集う麻雀リーグ「RTDリーグ」のWHITE DIVISION 49・50回戦が7月20日、AbemaTV(アベマTV)麻雀チャンネルで放送され、勝又健志(日本プロ麻雀連盟)と藤田晋(サイバーエージェント代表取締役社長)がトップを取った。勝又は6位から5位と予選通過に一歩前進、藤田は4位から3位へと浮上した。
49回戦の対局者は勝又健志、内川幸太郎(日本プロ麻雀連盟)、石橋伸洋(最高位戦日本プロ麻雀協会)、鈴木たろう(日本プロ麻雀協会)。リーグ6位の勝又にとっては、同3位の鈴木にいかに勝つかがポイントだった。東1局、鈴木のリーチをかわしてアガると、東2局1本場、東3局とアガリを重ねてリードした。南1局でもリーチをかけていた鈴木に真っ向勝負。追っかけリーチを実らせ、リーチ・南・ドラ2の8000点(+300点、供託3000点)を鈴木から直撃、勝負をつけた。「確実にトップを取ろうという気持ちと、たろうさんとのポイント差を意識し過ぎたことで、小さなトップになってしまった」と、自省したが「残り2戦、どちらかでもう1回トップを取れれば準決勝に進出できる」と、冷静に分析していた。
50回戦の対局者は藤田晋、瀬戸熊直樹(日本プロ麻雀連盟)、小林剛(麻将連合)、村上淳(最高位戦日本プロ麻雀協会)。藤田は、長期リーグの戦い方として「結構耐えて、崩れないようにしてきたんですが、ここは勝負どころ。きっちり攻め切りたい」と攻撃にウェイトを置いていた。点棒が出入りする荒い展開になったが、オーラスでは親の瀬戸熊の猛追を振り切り、三色・ドラ2の3900点(+300点、供託1000点)をアガり、公言通り攻め切ってトップを取った。「残り2戦、ここまできたらポイントは計算せず、次局も攻め切って勝ちたい。緊張感で吐きそうだった」と本音を吐露しながらも3位に浮上し、総合2位も狙える位置につけた。【福山純生】
WHITE DIVISION 49・50回戦終了時点での順位、ポイントは以下のとおり。
1位 小林剛(麻将連合)+327.7 2位 村上淳(最高位戦日本プロ麻雀協会)+136.9 3位 藤田晋(サイバーエージェント代表取締役社長)+55.3 4位 鈴木たろう(日本プロ麻雀協会)+24.2 5位 勝又健志(日本プロ麻雀連盟)+3.8 6位 瀬戸熊直樹(日本プロ麻雀連盟)▲8.6 7位 内川幸太郎(日本プロ麻雀連盟)▲249.8 8位 石橋伸洋(最高位戦日本プロ麻雀協会)▲289.5
◆RTDリーグ サイバーエージェント代表取締役社長・藤田晋氏が立ち上げた長期リーグ戦。各団体のトッププロ14人と藤田氏が「BLACK DIVISION」「WHITE DIVISION」に分かれ(藤田氏は両組に参加)、1人半荘27回戦を行う。上位4人ずつがポイントを持ち越して、準決勝に進出。さらに勝ち抜いた4人がポイントをリセットして決勝で争う。
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