SKE48を牽引する松井珠理奈の「プ女子」ぶりが止まらない。プロレスに触れるきっかけとなったドラマ「豆腐プロレス」自体は終了したものの、珠理奈のプロレス熱はまったく収まらず。
時間を見つけては会場で試合を観戦し、細かい情報もチェック。DDTのビアガーデンプロレスや、同じ名古屋出身の彰人に注目しているといった発言もあり、そろそろ「新規ファン」と呼べないレベルにまで達しているようだ。と同時に、そのストレートな興奮ぶりはファンとして微笑ましくもあり、長くプロレスを見ているファンにも受け入れられている。
東京スポーツ新聞と雑誌BUBKAで棚橋弘至と対談した珠理奈は、スポーツ総合誌Numberのプロレス増刊号では内藤哲也との顔合わせも。さらにSKEの新曲「意外にマンゴー」発売記念のLINE LIVE特番にはゲストとしてDDTの男色ディーノが登場。
AbemaTVでは道標明(田口隆祐)の番組「道標明の人情酒場物語」(7月21日(金)21:00~)に登場する。ちなみに珠理奈は、「豆腐プロレス」で演じたハリウッドJURINAとして、田口からユニット「タグチジャパン」の強化指定選手に指名されている。
これまで趣味がなかったという珠理奈がプロレスにハマったのも、偶然ではないのかもしれない。プロレスはアイドルの世界と同じく、実力の世界でありながら実力だけで勝負はできないからだ。
たとえば、明るいキャラクターを打ち出した棚橋は、過去の新日本の「ストロングスタイル」的イメージにそぐわなかったからか、G1で優勝してもIWGP王者になってもなかなか認められなかった。
“制御不能のカリスマ”として大ブレイクした内藤にしても、東京ドーム大会の最終試合(ダブルメイン第2試合)というポジションから、ファン投票によって引きずり降ろされる屈辱を味わっている。
結果を出しても、あるいは会社のバックアップを受けても、ファンが認めてくれないこともある。それがプロレスの難しさであり面白さ。珠理奈もAKB48のシングル「大声ダイヤモンド」の選抜メンバーに11歳で抜擢、センターを務めたおり、大きなプレッシャーと闘っている。
プロレスラーの精神面での闘いを、珠理奈ほどよく理解できる人間はいないのかもしれない。レスラーたちとの共演でアイドルとしてどう変化し、成長していくかに注目だ。もちろんファンにとっては何よりも、楽しそうにしている珠理奈の姿を見るのが楽しいはずだ。