AKB48グループのメンバーがプロレスラーを演じて話題になったドラマ「豆腐プロレス」が、現実のものとなる。題して「豆腐プロレス The REAL 2017 WIP CLIMAX」。8月29日、会場はなんと後楽園ホール。“プロレスの聖地”で、ドラマの登場人物たちが観客の前で試合を繰り広げることになる。
これまで、ドラマの試合場面の収録もファンの前で行われ、またAKBのイベント内で試合が披露されたこともあったが、今回は完全な「大会」だ。ごまかしはきかないし、「ドラマだから」という言い訳もできない。
ただ、AKBメンバーたちは、こういう「ライブ」でこそ真価を発揮するもの。劇中でもカリスマ的な存在であるハリウッドJULINAを演じた松井珠理奈をはじめ、プロ意識の塊と言っていい。
メンバーたちはドラマの収録が終わってからも大会に向けて練習を重ねており、コーチを務めるプロレスラーたちも、その熱心さを絶賛。練習の模様は動画でも見ることができる。
メンバーの中でも特にプロレスにハマっている珠理奈は、プロレスを独自のセンスで自分の仕事にあてはめている。プロレスは団体内でライバル争いがあることが新鮮だったという珠理奈。SKEはAKBをライバル視して頑張ってきたが、SKE内でのライバル争いによってグループが活性化するのではないかという。
もちろん、AKBは総選挙をはじめ“闘い”の連続。この大会でも、試合の勝敗だけでなく「誰が一番存在感を残すか」という間接的な勝負を意識しているメンバーも多いはずだ。珠理奈が現実のリングでも圧倒的な存在感を見せるか、それともヒールの「工事現場同盟」が場をかっさらうか。珠理奈たちの精神面での“レスラーぶり”にも期待したい。