「突然このような形をとってしまい申し訳ございません。身も心も限界な私はこのような結果しか思い浮かびませんでした」
2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて建設が進む新国立競技場。そこで働いていた新卒の23歳男性が長時間残業の末、自ら命を絶っていたことが分かった。
代理人の川人博弁護士によると、男性は去年大学を卒業し都内の建設会社に就職、新国立競技場の建設現場で働いていたという。
「各作業段階の写真を撮ったり、材料の品質管理を行ったり、品出しをしたり、安全管理を行ったり、あるいは事務作業としての日誌を作ったり、管理記録に記入したり、その他関係資料を作成したりということを行っていました」「業務上のストレスが原因となって精神障害が発症し、今年の3月2日に突然失踪。長野県でご遺体として発見されました」(川人弁護士)。