トッププロが集う麻雀リーグ「RTDリーグ」のWHITE DIVISION 51・52回戦が7月24日、AbemaTV(アベマTV)麻雀チャンネルで放送され、石橋伸洋(最高位戦日本プロ麻雀協会)と鈴木たろう(日本プロ麻雀協会)がトップを取った。石橋は8位から7位、鈴木は4位から3位へ浮上した。また、52回戦までの総合順位により、予選最終卓の組み合わせが決定した。
51回戦の対局者は石橋伸洋、瀬戸熊直樹(日本プロ麻雀連盟)、内川幸太郎(日本プロ麻雀連盟)、小林剛(麻将連合)。石橋は東場で細かくアガリを重ねると、南場でもツモ・ピンフ・一気通貫の5200点(+600点、供託2000点)など、半荘1回で計5回のアガリ。手数でトップを勝ち取った。「こいつ諦め悪いなと思われた方もいるとは思うんですが、4位以内を目指すためにベストを尽くしました。瀬戸熊さんとトップラスを決めて、プレーオフに持ち込むことを狙ったんですけどダメでした」と、サバサバとした表情で振り返った。
52回戦の対局者は鈴木たろう、村上淳(最高位戦日本プロ麻雀協会)、藤田晋(サイバーエージェント代表取締役社長)、勝又健志(日本プロ麻雀連盟)。鈴木は「意気込んでも全然結果が出ないんですが、とりあえずポイントを叩くしかない」と語っていたが、アガリがないまま南場に突入。それでもラス目で迎えた南3局に、リーチ・一発・ツモ・ピンフ・ドラ3を決めて1万2000点を得ると、続く南4局の親番でもツモ・チートイツ・ドラ2を決め、1万2000点を追加。堂々のトップでリーグ3位に浮上すると、準決勝進出へ、有利に最終戦を戦えるポジションを得た。「道中キツかったんですが、最後に恵まれる展開になった」と安堵の表情を浮かべた。
52回戦までの結果を受け、53回戦は1、2、7、8位卓(小林/村上/石橋/内川)、54回戦は3、4、5、6位卓(鈴木/藤田/瀬戸熊/勝又)と卓組が決定した。1位小林、2位村上に当確ランプが灯る中、54回戦から抜け出すのは一体誰なのか。次回、いよいよ準決勝進出者4人が決定する。【福山純生】
WHITE DIVISION 51・52回戦終了時点での順位、ポイントは以下のとおり。
1位 小林剛(麻将連合)+280.9 2位 村上淳(最高位戦日本プロ麻雀協会)+137.4 3位 鈴木たろう(日本プロ麻雀協会)+87.1 4位 藤田晋(サイバーエージェント代表取締役社長)+34.7 5位 瀬戸熊直樹(日本プロ麻雀連盟)▲5.1 6位 勝又健志(日本プロ麻雀連盟)▲39.0 7位 石橋伸洋(最高位戦日本プロ麻雀協会)▲226.5 8位 内川幸太郎(日本プロ麻雀連盟)▲269.5
◆RTDリーグ サイバーエージェント代表取締役社長・藤田晋氏が立ち上げた長期リーグ戦。各団体のトッププロ14人と藤田氏が「BLACK DIVISION」「WHITE DIVISION」に分かれ(藤田氏は両組に参加)、1人半荘27回戦を行う。上位4人ずつがポイントを持ち越して、準決勝に進出。さらに勝ち抜いた4人がポイントをリセットして決勝で争う。
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