自民党議員による相次ぐ不祥事、また、加計学園問題や自衛隊の日報問題についての疑惑も未だ解消されていないなか、自民党の二階俊博幹事長が「自民党への批判には耳を貸さない」と発言した。
7月26日、二階幹事長は自らの派閥の研究会で、「今、自民党がいろいろ言われていることは知っております。だけど、そんなことに耳を貸さないで、我々は正々堂々、自身を持って次の世代にこの国をバトンタッチできるまで、頑張らなくてはいけないのです」と強気な発言をした。
27日放送の『けやきヒル’sNEWS』(AbemaTV・平日12時~)にコメンテーターとして出演したハフポスト日本版編集長の竹下隆一郎氏は、この“批判”への姿勢について見解を述べた。
「二階幹事長は批判をクレームのような意味で言っている」という竹下氏。「本来、批判というのはポジティブになるもの。じゃあ違う政策にしよう、自分の欠点に気付くといった、高みにいくためのステップ。それに耳を貸さないというのは、政治家としては言ってはいけない言葉だと思う」と、二階氏の発言に苦言を呈した。
また、今井絵理子議員が都議会選挙前にTwitterに投稿した「批判なき選挙、批判なき政治」を例に挙げ、「批判を『邪魔をするもの』『停滞させるもの』という意識で言ったと思うが、このマインドは二階幹事長と同じものを感じる。批判を受けるのは何か間違っていたり、方向感が違うよということを、一部の国民や政治家が思っているということ。そこに耳を傾けるのが、政治家の最も大事な資質だと思う」とコメントした。
(AbemaTV/『けやきヒル’sNEWS』より)
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