〝次世代ロボットクリエイター〟として注目を集める若者がいる。
 1995年生まれの21歳で、慶應義塾大学環境情報学部の4年生・近藤那央さんだ。「生きているロボットを作りたい」という、斬新な発想で未来のロボット像を描く彼女は、今月、科学や教育分野で活躍する新進気鋭の科学者たちに贈られる「ロレアル―ユネスコ女性科学者・日本特別賞」を受賞した。同賞はこれまで現代アーティストのスプツニ子!さんや、モデルで国連WFPの日本大使を務める知花くららさんが受賞してきた。綿密な設計が求められる難易度の高い水中ロボットに挑戦する近藤さんの姿勢や将来性が高く評価された。