世界一過酷な総当りトーナメント、新日本プロレス「G1 CLIMAX 27」でも参加20選手の中で唯一無敗と強さを発揮しているオカダが妙に荒ぶっているのだ。
多くのファンが名勝負製造機と化している2017年の成果を認めている筈だが、G1のリングではそのオカダへの風当たりが厳しい。ほとんどの試合で対戦相手への声援が圧倒的に多いのは、判官贔屓、最強王者ゆえの勲章ともいえるが、毎戦名勝負を繰り広げながらも、あまりにも厳しい「オカダ負けろ」という空気を本人もひしひしと感じているはずだ。明らかにダーティーな方法で攻める矢野通に声援が飛ぶのだから…。