トッププロが集う麻雀リーグ「RTDリーグ」のBLACK 49・50回戦が7月31日、AbemaTV麻雀チャンネルで放送され、佐々木寿人と白鳥翔(ともに日本プロ麻雀連盟)がトップを取り、佐々木は首位でポイントを上積み、白鳥は3位から2位へ浮上し、2人とも準決勝進出へ当確ランプが灯った。
49回戦の対局者は佐々木寿人、猿川真寿(日本プロ麻雀連盟)、鈴木達也(日本プロ麻雀協会)、多井隆晴(RMU)。東1局1本場、佐々木は発・ドラ2、3900点(+300点)のアガリからスタート。「ボーダー争いが熾烈なので、その選手たちの戦いでは打ち切れない牌も出てきたりするケースもあると思うので、そういうところを逃さないようにしっかり叩き潰していきたい」という宣言通り、東2局以降に3度のアガリを重ね、トップを奪取した。「稼げる時に稼ごうとはずっと思っていたので、あと2回、同じ姿勢で戦います」と準決勝を見据え、ポイントを+416.6まで上積みした。
50回戦の対局者は白鳥翔、平賀聡彦(最高位戦日本プロ麻雀協会)、滝沢和典(日本プロ麻雀連盟)、藤田晋(サイバーエージェント代表取締役社長)。白鳥は東2局で発・嶺上開花・ドラ4を華麗に決め、1万2000点(+供託1000点)を加点。さらに東4局1本場で8000点(+300点、供託1000点)、南1局で5800点と連続でアガリをものにすると、南1局1本場では藤田のツモリ四暗刻リーチをかいくぐり、リーチ・ツモ・ドラ1で7800点(+300点、供託1000点)を加点。最終的には6万点オーバーの大トップで、ポイントランキングでも3位から2位へ浮上した。「残り3戦、ここでトップを取ると準決勝には行けると思って戦っていたので、すごい嬉しいです」と準決勝当確ランプを灯し、残り2戦は自分のポイントのことだけを考えてのびのびと打つと、連対率トップ男の面目躍如となった。【福山純生】
BLACK DIVISION 49・50回戦終了時点での順位、ポイントは以下のとおり。
1位 佐々木寿人(日本プロ麻雀連盟)+416.6 2位 白鳥翔(日本プロ麻雀連盟)+214.0 3位 平賀聡彦(最高位戦日本プロ麻雀協会)+150.4 4位 猿川真寿(日本プロ麻雀連盟)+34.3 5位 多井隆晴(RMU)▲37.3 6位 鈴木達也(日本プロ麻雀協会)▲187.9 7位 藤田晋(サイバーエージェント代表取締役社長)▲193.8 8位 滝沢和典(日本プロ麻雀連盟)▲396.3
◆RTDリーグ サイバーエージェント代表取締役社長・藤田晋氏が立ち上げた長期リーグ戦。各団体のトッププロ14人と藤田氏が「BLACK DIVISION」「WHITE DIVISION」に分かれ(藤田氏は両組に参加)、1人半荘27回戦を行う。上位4人ずつがポイントを持ち越して、準決勝に進出。さらに勝ち抜いた4人がポイントをリセットして決勝で争う。
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