基地負担の軽減、危険の除去を目的にした普天間基地の移設問題。政府が移設先となる名護市辺野古沖で工事を開始したのに対し、翁長知事率いる沖縄県側が差し止めを求め訴訟を起こすなど、今も対立が続いている。
 激しい地上戦が繰り広げられ、1972年に本土復帰して以降も、多くの米軍基地が残り、日米同盟を継続する上で大きな負担を強いられてきた沖縄。米兵と住民とのトラブルも後を絶たず、米軍の駐留や基地に対する忌避感も根強い。