麻雀ファンの皆さんは、普段どのように麻雀を楽しんでいますか?打つことも観ることも楽しいものですが、最近は観る麻雀ファン「観る雀」の方も増えているようです。私自身、AbemaTV(アベマTV)をはじめテレビやネット配信の番組で、実況として観ることが多いのですが、麻雀観戦をより楽しくするためには、雀士たちの個性を知ることがとっても重要。雀士たちの「ファッション」を見ても、とても個性が出ています。
技術、知識のあるプロ雀士であっても、やはり運には恵まれたいもの。「デジタル派」「アナログ派」などという言葉も常に論争の種ですが、いかにデジタル雀士といえども、できることなら運は味方につけたいものです。そんな中、AbemaTVの対局番組「RTDリーグ」では、「ダブル鈴木シャツ」が大きな話題になりました。日本プロ麻雀協会の看板プロ、鈴木たろうプロと鈴木達也プロデザインのオリジナルシャツです。高級なサテンの生地に、鳳凰の刺繍が大きく施されています。これだけでもご利益がありそうです。準決勝に進んだ鈴木たろうプロは、このシャツを温存中。決勝戦で着用するつもりだそうです。
最高位戦日本プロ麻雀協会の最高峰、最高位を連覇している近藤誠一プロは、ネクタイにこだわっていて、大事な対局では勝率の良いネクタイを着用しています。先日大活躍した「麻雀駅伝2017」で着用していたホワイトゴールドの物も、最近仲間入りした勝負ネクタイだそうです。継続してチェックしていれば、「今日はあの時に勝ったネクタイをしている!」と気づくことがあるかもしれません。
同じく最高位戦に所属の平賀聡彦プロは、メガネで験担ぎ。良くなかったゲームの次のゲームでは違うメガネに代わっていたり、半荘単位で変えていたりすることもあるので、注目してみると面白そうです。
服装以外で男性雀士がこだわるポイントといえば、髪型やヒゲなどのスタイル。番組開始前のメイク室などでは、皆さんのこだわりが見えるものです。最強の雀士としてはもちろん、軽妙なトークで解説者としても大人気の多井隆晴プロ(RMU)は、実はメイクに時間がかかることでもおなじみ。「20代に見えるようにしてね♪」「髪はモリモリで♪」と、細かくオーダーしながら、上機嫌でその日のスタイルを作っていきます。
見た目がちょっとコワい?と言われる村上淳プロ(最高位戦)は、番組出演前には、必ず控え室でヒゲを整えています。短髪に口髭のいまのスタイルは、麻雀評論家・梶本琢程プロに勧められたとのこと。お似合いですし、明るく優しいパーソナリティとのギャップで人気を博しています。
雀士それぞれにこだわりのある「ファッション」。よく見てみると、雀士のこだわりや、気持ちの変化なども見えてきます。次に対局を見る際には、ファッションに注目しながら楽しんでみてください。【麻雀キャスター 小林未沙】
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