(公開練習で意気込みを語ったKANA)
8月20日に開催されるKrushの名古屋大会(15時~AbemaTVで生中継)に、前Krush女子王者のKANAが参戦する。対戦相手はエミリー・マシュー。外国人選手との連戦であり、今年1月にメロニー・ヘウヘス戦でタイトルを失ったKANAにとっては“打倒メロニー”へのステップともなる一戦だ。
公開練習では、K-1王者チンギス・アラゾフのトレーニング方法を導入したという2本のスティックを使った練習を披露。棒を避けながら攻撃を出すもので、パンチを細い棒に当てるためテクニカルな要素も重要になってくる練習だ。
(スティックを使うトレーニングで動きに柔らかさが増した)
こうした新たなトレーニングにも貪欲なのは「自分はまだ完成形じゃない」、すなわちもっと強くなれるという思いがあるから。そして強さを増して「次の試合では最低でもKO。練習の成果が出せれば、今までにない勝ち方ができる」と意気込む。
もちろん、今の目標はメロニーとの再戦にこぎつけること。「借りは年内に返したい。次はメロニー戦しかない、という試合をします」と結果だけでなくインパクトも重視している。しかも今回は初参戦の名古屋大会。Krush女子の面白さを見せつけるという役割もある。デビューからの連勝は今年に入って途切れたが、KANAの成長は止まっていない。
文・橋本宗洋