8月20日に名古屋国際会議場イベントホールで開催される『Krush.79』(15時~AbemaTVで生中継)。試合に先駆け、スーパー・ライト級チャンピオンの野杁正明に、同チャンネルの『ONE DAY』が密着取材を行った。
6月18日にさいたまスーパーアリーナで宿敵のゲーオ・フェアテックスを破り、今回は出身地・名古屋での凱旋試合となる野杁は、ゲーオとの試合を「あきらめずにK-1だけを信じてやってきて結果に結びついた」と振り返る。
また「K-1チャンピオンになったからには面白い試合をしなければいけない、倒せる選手にならなければならない、というプレッシャーはもちろんある」という自覚から、現在は技を磨いていると明かした。
ゲーオ戦ではリベンジを果たした野杁だが、再戦で勝利を収めたことについて「次は負けない自信があった」と語る。そのために試合を組み、フランスでのキックボクシング大会『Nuit Des Champions』でのベルト獲得も、ゲーオとの戦いのためだったそうだ。
また、8月20日のディエゴ・フレイタスとの試合については「これが当たったらヤバいという技はないですけど、何でもできる」と、オールラウンダーの印象があるのだとして「昔対戦したイリアス・ブライド選手に似たタイプ」と語った。
新しいトレーナーのカレロ・エルナンデス・バロディアの加入によってパンチのスピードが上がり「進化したんじゃないかな」と自己分析する野杁。カレロも「本当のチャンピオン」と評価しており、次戦も「KOで勝つと思います」と野杁に太鼓判を押した。
所属しているK-1ジム、EBISU小比類巻道場の小比類巻貴之会長については「言ったことをすべて理解して返してくれる」と、全幅の信頼を置いている様子。会長も、野杁は家族の存在によって“軸”が太くなったと精神面の成長を評価しながら「彼を伝説にしたい」と展望を語った。
幼い娘に「負けた姿を見せたくない」と背負うものがあるからこその思いを吐露した野杁は、今後の夢を「負けないこと」だと語り、「絶対王者のまま引退したい」と今後の展望も含め、力強くコメントした。
8月20日、名古屋国際会議場イベントホールで開催となる『Krush.79』。“絶対王者”を誓った野杁はどのような姿を観衆に見せるのか期待が尽きない。注目の一戦を是非ともチェックしよう。