「コミュニティボールパーク」化構想を掲げ、単に野球を見るだけでなく“訪れるだけで楽しい”場所を標榜している横浜スタジアム。もちろんグルメだって全力。よくあるフードコートとはひと味もふた味も違う、ハマスタでしか食べられないグルメがたくさんあるのだ。

◆みかん氷 ハマスタと聞いて真っ先に思い浮かぶのが「みかん氷」(350円)。かき氷の上に缶詰のみかんがどっさり乗りシロップがかかった人気メニューは、暑い日は球場に着いたらまず買ってしまうという人も多いのではないだろうか。通常サイズも結構なボリュームだが、今年からベイスターズのヘルメット型の容器に入った大盛りバージョン「ヘルメットみかん氷」(900円)も登場した。
◆ベイカラ みかん氷に続くハマスタ名物が、ジューシーな唐揚げ「ベイカラ」(550円)。ミシュランガイドで8年連続で星を獲得している西麻布の日本料理「La BOMABANCE」の調理長、岡元信氏が監修したベイスターズオリジナルのメニューとなっている。二度揚げしたあと、仕上げにパルミジャーノチーズをからめた新感覚の一品はビールとの相性も抜群。ハバネロ入りチリソースをかけたメニューもある。
◆ベイメンチ 今年登場したハマスタの新名物が、サクサク食感が特徴のメンチカツ「ベイメンチ」(300円)。横浜・野毛の老舗洋食店「センターグリル」が監修した。神奈川生まれの国産ブランド「やまゆりポーク」と「やまゆりビーフ」を使用し、揚げたてを特製ソースにくぐらせた一品で、こちらもビールにぴったり。
◆BAYSTARSビール そのビールも、ハマスタはオリジナル醸造ビールを開発し提供している。それがすっきりとした苦味と飲みごたえの「BAYSTARSラガー」と柑橘系の爽やかな「BAYSTARSエール」(各700円)だ。さらに今年は夏季限定で「BAYSTARSヴァイツェン」「BAYSTARSポーター」など6種の新作ビールも登場している。もちろん球団オリジナル醸造。
◆青星寮カレー がっつり食事をしたい人におすすめなのが、横浜DeNAの選手寮「青星寮」で選手がいつも食べているカレーを再現した「青星寮カレー」(レギュラー800円)。山崎康晃や戸柱恭孝など選手も絶賛するカレーは、ファンなら一度は食べておくべき。味もプロ野球選手を満足させているだけあってコクと深みのある本格派。野菜もごろごろ入っている。サイズはハーフ、レギュラーのほか大盛りにあたる“選手盛り”も。
◆選手プロデュースメニュー ハマスタ内カフェ・ビクトリーコートでは毎年、選手プロデュースによるコラボメニューが限定販売されている。選手が好物をアレンジしたり、試食を重ねたりして完成したこだわりのメニューが、常時数種類食べられるのだ。鶏肉が食べたいという筒香嘉智がプロデュースしたのは、こだわり宮崎地鶏の照り焼きと温泉玉子が乗った「GO丼」。“扇の要”戸柱は“夏の要”マンゴーを使った「マンゴーフローズンフロート」をプロデュース。豚バラを使った倉本寿彦の「やみつき丼」、井納翔一の「タン串」など選手の好物が知れるのも楽しい。
◆シウマイ 横浜市民の崎陽軒好きは有名で、シウマイは冷めてもうまい。球場内の崎陽軒ではシウマイ弁当のほかに「シウマイチャーハン」(700円)、「シウマイカレー」(800円)、「シウマイ焼きそば」(550円)などのメニューを多数用意。シウマイ風味のフランクフルト「ハマスタフランクバット」(500円)も美味。
ここでは紹介しきれなかったが、他にも中華サンドの「ハマサン」、サクサク衣の鶏肉と油淋鶏ソースがマッチした「横浜ベイ(米)丼」、神奈川限定販売の「シーキューブ横浜☆ティラミス」など、ハマスタグルメは本当にたくさんある。球場観戦の際は、試合同様にグルメも満喫だ。【大木信景(HEW)】
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